数年前に録画した「アニマルプラネット」を見ながら、お持ち帰りした仕事をしていました。テーマは「深海」。
全世界で、宇宙に言った人間よりも、深海に行ったことのある人間の方がはるかに少ないそうです。宇宙と同じくらい、深海も神秘的です。
1、深海にはどんな生物がいるの?
光が届かないので、色のない生物が多いです。無色半透明。
たとえば、オオグチボヤ。
ホヤ、貝の仲間です。大きな唇みたいなところが大きく開いて、海水ごと獲物を取り込んで捕食します。この口に当たるところは、水を吸い込む器官から変化したもののようです。
水を吸い込む器官は、入水管と言います。
(参照 → おせちの中のアサリで、アサリのからだを考える)
知っている知識とつながって、ドキドキしました(笑)
オオタルマワシ
エビの仲間が、クラゲの体を乗っ取っている姿だそうです。映画「エイリアン」のモデルになった生物だとか。
元クラゲだった部分、タルのように見える部分がグルグル回転していました。
名前は失念。エビの仲間です。
エビやカニの仲間はあしが10本。エビの場合、あしの内側にふわふわの櫛のようなエラがあります。
よく見ると、頭部にある眼が赤い。心臓も赤い。体がスケルトンなので、体内が丸見え。奇妙な感じです。
他にも、光がないから、ほんのわずかな光でも逃すまいと、眼が発達していたり、光を出すことで獲物をおびき寄せたり、敵から逃げたり。すべての生物が個性的です。
2、そもそも深海ってどんなところ?
太陽の光が届かなくなる、水面から200メートル以下の海を深海と言います。もっとも深いところは10000メートル以上の深さがあります。世界一高い山であるエベレストでさえ沈んでしまいますね。平均すると70000メートルくらいです。
海底にも火山があります。地熱で温められた水が噴出するところを「熱水噴出孔」と呼ぶのですが、そこから出る水の温度は400℃!深海は水圧が高いので、400℃でも液体なんです。
80℃のお湯でも生きられるカニ。体の中にバクテリアを住まわせて、共生しているエビ。半透明のトイレットペーパーのような筒に出入りしているチューブワーム。写真左側の赤いのが、チューブワームです。よく見ると、魚も混ざり込んでいます。
深海にすむ生物は、想定外の生物ばかりです。「太陽がないと生物が生きられない」「1気圧に近い環境でないと生きられない」と1980年代ごろまでは、そう考えられていました。発見当時はびっくりされたでしょうね。ほかにも、ありえない温度(100℃以上)にすむ生物、猛毒の硫化水素の中にすむ生物の発見もありました。生物の生きられる環境というものは想定以上に広いものでした。
3、深海の魅力
「ありえない」なんて事はありえない
鋼の錬金術師というマンガの中に出てくるセリフです。このセリフは科学においては重要な言葉だと思っています。
常識にとらわれていないか?常識は、自分が考える狭い世界においてのみ通じることがらだ。
世界は、常識外れ、規格外のことがらばかりなんだよ。
そんなことを感じさせてくれるので、深海というのは神秘的だと思うのです。
仕事にしても、恋愛にしても、ちょっと悩んだり解決しそうになかったり、内にこもってどうしようもなくなるときに。
深海という「常識はずれで規格外の世界」を目の当たりにすることで、「自分の常識の殻」を破れるような、そんな気がするのです。
これだけ個性豊かな生物がいる深海の生物と比べたら、自分がほんのちょっと「常識外れ」なことを考えたって、きっと想定内のことだよ。
そもそも常識って、「他人との共通認識」のことなんだから。無理やり合わせなくてもいいじゃん。自分の考えは、自分のもののままでいいじゃん。
そう考えたら、元気が出ました^^気分が明るくなりました。
最後に。
やっぱり、生き物の生態を知るためには動いている状態を見たいなぁ、と改めて思いました。
写真だけではわからない。動いている姿を見ることで得るものがあります。春になったら、水族館に行きたいなぁ。
全世界で、宇宙に言った人間よりも、深海に行ったことのある人間の方がはるかに少ないそうです。宇宙と同じくらい、深海も神秘的です。
1、深海にはどんな生物がいるの?
光が届かないので、色のない生物が多いです。無色半透明。
たとえば、オオグチボヤ。
ホヤ、貝の仲間です。大きな唇みたいなところが大きく開いて、海水ごと獲物を取り込んで捕食します。この口に当たるところは、水を吸い込む器官から変化したもののようです。
水を吸い込む器官は、入水管と言います。
(参照 → おせちの中のアサリで、アサリのからだを考える)
知っている知識とつながって、ドキドキしました(笑)
オオタルマワシ
エビの仲間が、クラゲの体を乗っ取っている姿だそうです。映画「エイリアン」のモデルになった生物だとか。
元クラゲだった部分、タルのように見える部分がグルグル回転していました。
名前は失念。エビの仲間です。
エビやカニの仲間はあしが10本。エビの場合、あしの内側にふわふわの櫛のようなエラがあります。
よく見ると、頭部にある眼が赤い。心臓も赤い。体がスケルトンなので、体内が丸見え。奇妙な感じです。
他にも、光がないから、ほんのわずかな光でも逃すまいと、眼が発達していたり、光を出すことで獲物をおびき寄せたり、敵から逃げたり。すべての生物が個性的です。
2、そもそも深海ってどんなところ?
太陽の光が届かなくなる、水面から200メートル以下の海を深海と言います。もっとも深いところは10000メートル以上の深さがあります。世界一高い山であるエベレストでさえ沈んでしまいますね。平均すると70000メートルくらいです。
海底にも火山があります。地熱で温められた水が噴出するところを「熱水噴出孔」と呼ぶのですが、そこから出る水の温度は400℃!深海は水圧が高いので、400℃でも液体なんです。
80℃のお湯でも生きられるカニ。体の中にバクテリアを住まわせて、共生しているエビ。半透明のトイレットペーパーのような筒に出入りしているチューブワーム。写真左側の赤いのが、チューブワームです。よく見ると、魚も混ざり込んでいます。
深海にすむ生物は、想定外の生物ばかりです。「太陽がないと生物が生きられない」「1気圧に近い環境でないと生きられない」と1980年代ごろまでは、そう考えられていました。発見当時はびっくりされたでしょうね。ほかにも、ありえない温度(100℃以上)にすむ生物、猛毒の硫化水素の中にすむ生物の発見もありました。生物の生きられる環境というものは想定以上に広いものでした。
3、深海の魅力
「ありえない」なんて事はありえない
鋼の錬金術師というマンガの中に出てくるセリフです。このセリフは科学においては重要な言葉だと思っています。
常識にとらわれていないか?常識は、自分が考える狭い世界においてのみ通じることがらだ。
世界は、常識外れ、規格外のことがらばかりなんだよ。
そんなことを感じさせてくれるので、深海というのは神秘的だと思うのです。
仕事にしても、恋愛にしても、ちょっと悩んだり解決しそうになかったり、内にこもってどうしようもなくなるときに。
深海という「常識はずれで規格外の世界」を目の当たりにすることで、「自分の常識の殻」を破れるような、そんな気がするのです。
これだけ個性豊かな生物がいる深海の生物と比べたら、自分がほんのちょっと「常識外れ」なことを考えたって、きっと想定内のことだよ。
そもそも常識って、「他人との共通認識」のことなんだから。無理やり合わせなくてもいいじゃん。自分の考えは、自分のもののままでいいじゃん。
そう考えたら、元気が出ました^^気分が明るくなりました。
最後に。
やっぱり、生き物の生態を知るためには動いている状態を見たいなぁ、と改めて思いました。
写真だけではわからない。動いている姿を見ることで得るものがあります。春になったら、水族館に行きたいなぁ。