今日もいい天気です。
夜なのに「いい天気」とは、少し不思議な気もしますが、星を見る人にとって星が見えたら、それは「いい天気」なのです。


1、ビカビカ明るい木星と赤い火星が見えたよ

シミュレーションソフトmitakaより作成しました。
☆16-0114木星火星
 ベランダから星見をしました。ベランダのすぐ下には国道が走っていてライトが明るいし、国道の向こう側にもマンションあって、廊下の電灯がまぶしいし、あまり良いロケーションではないのですが、明るい星は見えます。木星はとっても明るいです。

赤い火星と青白いおとめ座のスピカの色の対比もきれいです。オレンジ色のアルクトゥルスも見えました。 

2、惑星と恒星、どうやって見分けるの?
物が見えるということは、どういうことでしょうか。

物体から出ている光が目に届くことが見えるということです。物体には、「自ら光を出している物体」と「光を反射している物体」かに分けられます。たとえば、自ら光を出しているろうそくの炎は、ゆらめいたりしますよね。でも、ろうそく本体はゆらめきません。


太陽や星座をつくっている星(恒星といいます)は、自ら光を出しています。その光の量は常に一定ではないので、ずっと見ていると、光が瞬いて見えます。木星や火星などの惑星は、太陽の光を反射しているので、光の量は常に一定です。

つまり、瞬いている星は恒星、瞬かない星は惑星だと見分けることができます。

3、冬だけど、春の大三角
☆16-0114春の大三角
時間とともに見える星座は東から西に移動していくので、午前3時30分頃には、春の星座が上ってきていました。
おとめ座のスピカ、うしかい座のアルクトゥルス、しし座のデネボラ。この3つの星をつなげてみました。

☆16-0114春の大三角 コピー
ほぼ正三角形が描けました。この三つの星の並びを「春の大三角」と呼びます。

夕方、西の空に「夏の大三角」
夜(11時ごろ)、南の空に「冬の大三角」「冬のダイヤモンド」
そして、午前3時ごろ、東の空に「春の大三角」
いろんな三角を見られました。