最近、夜空の星の話が続いていますが、今日は「試験管の中の星」についてです。
塩化アンモニウム8
 
1、試験管の中に星をつくる準備をしよう
塩化アンモニウム2
◎ 準備するもの

【試薬】
塩化アンモニウム 10.7g
水 20mL 


【器具】
電子天秤、 試験管、試験管ばさみ、ガスバーナー


◎手順
試験管に水を入れ、塩化アンモニウムを入れます。

塩化アンモニウム8
(溶けるのかしら・・・ちょっと心配。)

試験管を試験管ばさみではさみます。
突沸しないように、試験管を小刻みに揺らしながら、ガスバーナーで加熱します。
突沸しそうになったら、試験管を火から離しましょ。

塩化アンモニウム3
 
少しずつ溶けてきました。
塩化アンモニウム4
 
さらに溶けてきました。
塩化アンモニウム5

2、加熱し終えたら、冷やそう

塩化アンモニウム6


すると・・・。
塩化アンモニウム6
 溶けたはずの塩化アンモニウムが結晶となって出てきました。
塩化アンモニウム7
 よく見ると…。キレイ!星みたい!
塩化アンモニウム8
 まるで、雪が降りつもっていくようでした。
塩化アンモニウム9
 
3、加熱したり冷やしたり
再び過熱すれば、塩化アンモニウムは水に溶けます。(=溶解)
冷ませば、塩化アンモニウムの結晶が現れます。(=析出)
 

水温によって溶ける量が変わることを利用した実験です。
加熱したり冷やしたりと、何度でもくり返して見ることができますよ。


1か月放置した後、再加熱したら・・・。
結晶が固まっていて、試験管の口から結晶がかたまりごと飛び出したときはびっくりしたなぁ。
実験が終わったら、速やかにお片付けするのがよさそうです。